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屋根葺き替え工事とは?費用やおすすめ屋根材もご紹介
外装リフォームと聞くと外壁塗装や外壁張替えなどが頭に浮かぶかもしれませんが、忘れてはいけないのが「屋根」です。
現在でも多くのお住まいに使われているスレート屋根等は塗装によるメンテナンスが一般的ですが、雨漏りが発生しているケースや下葺き材が劣化しているケースは、塗装だけで解決できません。
そこでご検討いただきたいのが屋根の葺き替えです。新しい屋根に一新することで屋根に関する悩みがすべて解消でき、住まいの寿命を延ばすこともできます。
屋根に不具合を抱えたままでは、台風や雨の日にはとても不安ですよね。
こちらのページでは、どんな時に屋根葺き替えをした方が良いの?という疑問にお答えしつつ、屋根葺き替え工事の内容やメリット、費用やかかる日数など、「屋根葺き替え」を徹底解説していきます。
屋根リフォームを検討していると、「葺き替え」という言葉を目にする機会が増えるでしょう。ふだんの生活では聞き慣れないものですが、屋根リフォーム前には知っておきたい言葉です。
屋根葺き替えがどんなものなのか、その内容とメリットについて見てみましょう。
屋根葺き替えとはどんな工事か
そもそも“葺く(ふく)”とはどういった意味があるのか、知っているようで知らない人も多いのではないでしょうか。
屋根リフォームにおいて“葺く”というのは、屋根材を設置して仕上げるという意味があります。
古い屋根材をすべて撤去してから下地を補修、そして新しく準備した屋根材を取り付けるのが屋根葺き替え。つまり、「古い屋根をなくして、丸ごと新しい屋根にする」という工事内容です。
また、“葺く”を使った屋根用語はほかにもいくつかあります。
「重ね葺き」というのは、既存の屋根を解体せずに上から覆って葺く方法で、カバー工法とも言います。
瓦屋根の場合「葺き直し」という方法もあります。これは既存の瓦を一回取り外し、下地などの補修をしたら再びもとの瓦を設置していく方法です。
ふだんはなかなか目に入らない屋根材は、傷みにも気づきにくく、メンテナンスのタイミングを逃がしていることも多いです。そのため、屋根がだいぶ劣化した頃に葺き替えを検討するケースもあるでしょう。
ただ、葺き替えは屋根リフォームのなかでも大がかりなため、「本当に葺き替えた方がいいの?」と必要性に不安を感じる方も多いと思います。そこで、知っておきたいのは葺き替えによるメリット。
葺き替えでどんなメリットがあるのかをおさえておきましょう。
屋根がほぼ新品同様になるため、寿命が長くなります。
屋根材は、素材ごとに寿命が異なります。和瓦なら50年以上と言われていますが、スレート屋根は20~25年ほど、金属屋根(ガルバリウム鋼板)は25~35年ほどです。かつて住宅でよく使われていたトタンは、ガルバリウム鋼板と同様に金属屋根ですが10~20年と短めの寿命です。また、屋根材の下地となる防水紙は15~20年、野地板は30~40年ほどと言われています。
築年数が古い家の場合、「あと数年の寿命…」「すでに寿命を過ぎた」というケースもあるのではないでしょうか。寿命を迎え、傷んで劣化した屋根材は「住まいを雨水や風から守る」という機能がありません。
葺き替えで屋根材や下地が新しくなれば、寿命もリセットできます。これから数十年と住まいを守ってくれるでしょう。
見た目が綺麗になるのも葺き替えのメリットです。屋根塗装でも見た目は綺麗になりますが、葺き替えならまさに“新品”の輝きが感じられます。
また、これまでの屋根材と違った素材やカラーにすれば、イメージチェンジにも。新築のような気分も味わえそうです。
雨漏りに悩んでいた…というケースなら、葺き替えにより解決ができます。
と言うのも、葺き替えは、古い屋根材を撤去した後に、下地を劣化状況に応じて補修できるからです。
「防水紙がボロボロになっていた」「野地板が腐っていた」など、下地の劣化によって雨漏りが起こっていた場合、葺き替えで一新できれば解決ができます。
葺き替えでは、今と別の屋根材への変更も可能です。
既存の屋根材よりも軽いものを選べば、家への負荷が激減。耐震性が向上し、地震で揺れにくくなります。
また、屋根の強度も復活できるため、雨風への耐性もアップできるでしょう。暴風雨などの際にも「屋根が飛ばないか…」という心配もなくなります。
<屋根葺き替えで雨漏り解決>
慢性的な雨漏りにお悩みの瓦屋根です。築60年になるということで、ところどころ瓦がガタついている状態でした。野地板と防水紙を張り替え新しい屋根材を施工、最後に雨漏りで歪んだ室内の天井補修もしてご安心いただけました。
雨漏りや傷みなど屋根に不安を抱えているからと言って、葺き替えをしなければならないわけではありません。
それではどんな場合に葺き替え工事をするべきでしょうか。
屋根の葺き替えが向いている屋根の状態…判断基準とは?
塗装や葺き替え、カバー工法というように、屋根リフォームにはいくつかの選択肢があります。「我が家はどの方法で屋根リフォームすべきか」と迷う方も多いですよね。
そこで、葺き替えが向いている屋根の状態を紹介していきます。
そこで、葺き替えが向いている屋根の状態を紹介していきます。
ひどい雨漏りに悩まされているケースなら、葺き替えが選択肢となります。
屋根は「屋根材」の下に、「防水紙・野地板・垂木」から構成される下地があります。
屋根材の破損や瓦のずれがあっても、基本的に防水紙がしっかり機能を保てていれば雨漏りは起こりません。しかし、雨漏りがあれば、防水紙が機能しなくなっているということです。さらに補修をせずに長く放置している場合、野地板まで傷んで腐食してしまうでしょう。雨漏りを解決するには、防水紙や野地板の傷みまで間違いなく補修が出来る屋根葺き替えがおすすめです。
屋根材の劣化症状のなかでも「色褪せ」「カビの発生」「軽度のひび」などは補修して塗装で対応ができます。
しかし、「錆による穴あき」「台風による屋根の剥がれ」「ひどい割れ」など補修できないほど屋根材の傷みが激しいときは下地が傷んでいる可能性が高いです。やはり下地を確実に補修するため屋根葺き替えをおすすめします。
築年数が長い住宅の場合、定期的に屋根塗装でメンテナンスをしていても“屋根材”としての寿命を経過しているでしょう。素材によって一概には言えませんが、築年数30~40年頃が葺き替えを視野に入れても良い時期です。
スレートやセメント瓦の場合、屋根材が新しいうちは、塗膜の防水機能が保たれている状態です。しかし、紫外線や雨水、風、埃などさまざまな刺激を受けた屋根は、次第に塗膜の防水性が失われていきます。防水性を失った屋根材は水分を吸収しやすく、変形や雨漏りの原因になります。
しかも、乾燥時に収縮するため、割れることもあるでしょう。それを防ぐために、定期的に塗装が必要ですが、塗装歴のない屋根は傷みが激しい可能性もあります。
また、塗装の必要がなくメンテナンスフリーと言わる和瓦ですが、棟のゆがみや瓦のズレなどのメンテナンスはしなければなりません。
金属屋根は吸水しなく耐久性が高いものの、いったん錆が発生すると穴開きのリスクもあります。屋根材を固定しているビスの錆びが全体的に広がるケースも考えられます。
これまでメンテナンスをしていない屋根は、さまざまな劣化が起こっている可能性が高いため、葺き替えを選んだ方がいいケースも多いです。
令和4年4月1日より、建築物等の解体・改修工事を行う施工業者は、大気汚染防止法に基づき石綿(アスベスト)含有建材有無の事前調査結果を都道府県等に報告することが義務づけられています。
街の外壁塗装やさんでは、基準に則った正しい調査・報告を実施しております。
街の外壁塗装やさんでは、基準に則った正しい調査・報告を実施しております。
なぜ塗装だけではだめなのか
屋根リフォームの選択肢のなかでも、最もお得に行えるのは「塗装」です。「リーズナブルに屋根リフォームをしたい」という人は屋根塗装を選びたくなるかもしれません。しかし、寿命間際の屋根材や、劣化の激しい屋根に塗装をしても塗料が密着しませんし、防水性も復活しないでしょう。
屋根塗装はあくまでも「防水性」+「美観」を維持するもので、割れや穴あきが起こった傷みの激しい屋根を直せるものではありません。
「塗装では補修できないほど傷んだ屋根」に、今回の出費をおさえるために塗装の選択をしても、数年で結局葺き替えしなければならない…という結果となる可能性もあります。
そんな可能性のある傷んだ屋根材の場合、今葺き替えをしてお金がかかっても、結果的には総合的な出費を抑えることになり、「耐久性が高まって寿命が延びる」という安心感もプラスされるでしょう。
葺き替えするには新しい屋根材を選びますが、デザインやカラーなどの見た目や、予算だけでなく、新しい屋根になってもメンテナンスは必要ですから、素材の特徴をよく理解しておくことが大事です。
おすすめ屋根材「ガルバリウム鋼板製屋根材」
屋根葺き替えで最近注目されている屋根材が、ガルバリウム鋼板製のものです。
・軽量
ガルバリウム鋼板がよく選ばれる理由で大きいのが「軽い」という特徴。瓦屋根と比べると約1/10、スレートと比べると約1/4の重さですから、住まいへの負担を減らせます。加工がしやすい素材ですから、見た目のバリエーションが多いのも注目されています。
スレート屋根よりは高額となるガルバリウム鋼板ですが、耐久性も高まりメンテナンス性にも長けていることから長い目で見るとコストパフォーマンスは悪くありません。
・錆びにくい
ガルバリウム鋼板は“金属素材”ですから、塩害にご不安な方もいるかもしれません。海に近い地域にお住まいの場合、海風で運ばれる潮が金属に錆をもたらしてしまうからです。
昔、よく使われていたトタン屋根と比べると、同じ金属屋根でもガルバリウム鋼板は錆に強いと金属素材です。ガルバリウム鋼板は、メッキ成分にアルミニウムが多く含まれていることで、そのアルミニウムが鋼板を覆いゆっくりと錆びていくので、トタンに比べ4倍以上の防錆性があると言われ、今後の耐久性も期待できます。メンテナンスの手間も最低限で済むのです。
築40年ですっかり色褪せたセメント瓦からガルバリウム鋼板製の屋根に葺き替えました。
瓦と土を撤去すると下地や野地板も傷んでいましたので、野地板を増し張りし強度もアップ。元々が土葺きでしたのでかなりの屋根軽量化ができました。
選べない屋根材もある!?
屋根葺き替えでは、現在の屋根材の種類によって葺き替え後に選べる屋根材の選択肢が限られます。
その基準となるのが「屋根の重さ」です。
瓦屋根と金属屋根を比べると10倍近くもの重さの違いがあります。
・1平米の重さ
一般的に使われている和瓦…約50~60㎏
金属屋根…約5~7kg
現在、瓦屋根のお住まいの場合、重い屋根に耐えられる構造で建てられているため、従来のように瓦屋根も選べますし軽量化のために金属屋根を選ぶこともできます。
ただし、その逆の場合は難しく、現在の屋根が軽量の金属屋根なら「重い瓦は選べない」ということに。
「葺き替えしたいけれどどんな屋根材を選んだらいいか…?」と疑問がある場合は、街の外壁塗装やさんまでお気軽にご相談ください。
工法次第では瓦の葺き替えでも重くならない
屋根の重さを懸念し、瓦屋根から軽量の金属屋根への葺き替えを検討される方もいます。
しかし、工法を変えることで瓦から瓦に葺き替えても重さを軽くすることができるのです。
現在の瓦屋根が、かつて主流だった土を土台にして瓦を固定する「土葺き工法」だった場合、下地に敷いた木材(桟木)に瓦を引っ掛けて固定する「から葺き工法(引掛け桟工法)」になることでおよそ2/3ほどの軽量化ができます。
また、最近では軽量の瓦もあります。
「やっぱり瓦がいい」というケースでも、選ぶ瓦や施工方法によって住まいへの負担は軽くできます。
既存の屋根材の種類や面積、傾斜、形状(切妻・寄棟など)でも葺き替えの費用は異なりますが、30坪ほどの戸建住宅なら150~200万円が費用の目安です。
屋根の勾配が急で屋根用足場を設置する必要があったり、道路が狭く資材の搬入に時間がかかるなど悪い条件が重なったり、グレーtドの高い屋根材を採用したりなどで費用は高くなります。
詳しい費用については、現場の状況を見たうえで見積もりを出してもらうことをおすすめします。
街の外壁塗装やさんでは、現在の屋根の状態を点検して、お客様のご要望もお聞きしながら見積もりをしています。お見積りは無料で行っていますので、ぜひご活用ください。
・地震対策に重い土葺きの瓦屋根からスレートに葺き替え
築年数 | 33年 |
工事費用 | 約195万円 |
新しい屋根材は色褪せしにくいケイミュー社のカラーベストです。引き締まったブラックをお選び頂き、仕上がりにもご満足いただけました。
・雨漏りしたスレート屋根をニチハ社の横暖ルーフきわみに葺き替え
築年数 | 30年 |
工事費用 | 約150万円 |
購入された別荘に雨漏りが発生、スレートには苔が生えていました。シミが出来た野地板も全て張り替え、屋根が生まれ変わりました。
屋根葺き替え~工事手順と工事日数
葺き替えは、屋根リフォームのなかでも大規模な工事です。ご自宅の敷地や屋根に人が立ち入るのですから、「どんな流れで進むのか」「工事日数」など、気になる点も多いでしょう。
一般的な葺き替えの流れと想定される工事日数を紹介していきます。
葺き替えの工事手順
作業を安全に行うために、まずは足場を設置します。
既存の屋根材を撤去します。屋根材の下の土や下葺き材なども撤去し清掃します。
野地板の増し張りをして下地の強度を高めたり、腐食がひどければ新しいものに交換します。そして、新しい防水紙を取り付けて、下地が完成します。
新しい屋根材を取り付けます。下から施工していくことで、流れた雨が浸入することを防ぎます。
点検後、足場を解体して撤去すれば、葺き替え工事が完了です。
葺き替えにかかる一般的な工事日数は順調な場合で7~10日前後、長くても2週間ほどを想定しておくといいかもしれません。天候によって長引く可能性もあります。分からない点があれば、はじめに施工業者にきちんと確認しましょう。
外壁塗装と一緒に検討したい屋根葺き替え
外壁塗装のタイミングで屋根葺き替えも一緒にご検討してみてはいかがでしょうか。
なぜなら、足場設置が1回で済むからです。
外壁塗装と屋根葺き替え…のどちらも行うとなれば、一度の出費が多くなり負担に感じるかもしれません。しかし、20万円近くにもなる足場の費用を2回の工事に分ければ40万円にもなってしまいます。
外壁塗装も屋根葺き替えもお住まいにとっては必要なメンテナンスです。どちらの工事もいつかはしなければならないものなのであれば、併せて一緒に行ってしまうのがおすすめです。
街の外壁塗装やさんでは、外壁塗装だけでなく、外装に関する工事をすべて承っています。
屋根リフォームについて「本当にした方がいいのだろうか?」と踏み切れない方も、まずはご相談だけでも構いません。
「我が家にはどんなメンテナンスが必要か」と迷ったら、街の外壁塗装やさんまでお問い合わせください。塗装だけでなく、外壁・屋根その他お住まい全体を点検し、必要な外装リフォームをご提案いたします。
屋根葺き替え工事とは?
費用やおすすめ屋根材もご紹介まとめ
費用やおすすめ屋根材もご紹介まとめ
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外装リフォームをご検討なら、屋根メンテナンスも視野に入れましょう。雨漏り等の問題がある屋根には屋根葺き替えがおすすめです。
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屋根葺き替えでは、既存の屋根材を撤去し、下地を補修したうえで新しい屋根材を施工するので、屋根が新品同様になり見た目が綺麗になるだけでなくこの先の寿命も伸ばすことができます。
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雨漏りなどで下地が傷んでいる屋根、長い間メンテナンスを行っていない屋根などに屋根葺き替えが必要になります。
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屋根の塗装だけでは屋根の全ての問題を解決することは出来ません。
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葺き替えには、軽量で錆に強いガルバリウム鋼板製の金属屋根がおすすめです。現在土葺きの瓦屋根なら、同じ瓦でもから葺き工法になることで軽量化ができます。
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屋根葺き替えにかかる日数は約7~10日程です。
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足場をお得に活用するため、外壁塗装やその他の外装リフォームと同時に行いましょう。必要なメンテナンスは、街の外壁塗装やさんがお住まいを隅々まで点検し、ご提案いたします。
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